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急性大動脈疾患は死亡率が高く迅速な診断と治療を要します。90年代の急性大動脈解離の内科治療予後は、1時間の経過毎に死亡率は1%増加し、2日間でほぼ50%に達するとされるます。特にStanfordA型、および真性瘤切迫破裂は迅速な診断と緊急手術を行わないと、極めて死亡率が高いです。
2007年から2009年のデータでは、年間750例の急性大動脈瘤で死亡率は8-9%程度です。欧米より東京の死亡率は低いですが、迅速に治療できる施設は限られています。この点が大きな問題であります。
また平成21年10月改正の消防法で症状に応じた搬送先病院リストの取りまとめが義務付けられています。
搬送システムフローチャート
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